赤ちゃんによくある、「紙を食べた!」などの誤飲について、予防法や対処法をまとめています。なんでも口に入れる時期の赤ちゃんにおすすめ絵本も紹介しています。
こんな方におすすめ
- うちの子、よく本をかじる!本がボロボロ。なんか良い絵本ないかしら?
- 紙を食べた時の対応
何でも口に入れるのはなぜ?いつまで?
赤ちゃんが手に取ったものを口に入れるのは、行動範囲が広がる生後7〜8ヶ月頃から、3〜4歳までよくあります。口と手の動きが連動して発達してくる生後10ヶ月頃から特に多くなります。これは成長過程の1つで、成長している証であり、誰もが通る道。口に物を入れて確かめ、その感覚から赤ちゃんの脳は多くの刺激を受けています。
赤ちゃんが紙を食べたらどうする?
- そっと口の中を確認
食べた紙の量が少しであれば心配ないですし、インクがついていても少しなら大丈夫です!落ち着いて、口の中を確認してましょう。口に残っていたら優しく取り除いてあげてください。
- 大きな声で怒らない
赤ちゃんがびっくりして、食べたり吸い込んでしまうことがあります。お母さんもびっくりすると思いますが、冷静に声をかけましょう。
- 無理やり吐かせない
そっと、取り除いてあげましょう。
※その他の少量なら心配ないもの
クレヨン、石鹸、シャンプー、絵具、シャボン玉、粘土など 緊急性は高くないですが、いつもと違う様子が見られたら病院を受診しましょう。
注意!こんな時はすぐに受診
- 少しではなく、大量の紙を食べた可能性がある
- 息が苦しそう、咳が止まらない、声が出せない
- 顔色が悪い、ぐったりとしている
- 意識がもうろうとしている
- 吐くのが止まらない
- お腹を痛がる
あまりにも紙ばかりを食べる
紙を食べることがあまりにも多い、好んで紙を食べているような気がするなど、気になることがあった場合は、何か他の原因も考えられますので、小児科を受診しましょう。
番外編:タバコを食べた時
誤飲の事故で多いものの一つが、タバコです。赤ちゃんの手の届かないところに置くのが一番でですが、万が一、口にしてしまった場合は気づいた時にすぐ口の中のたばこを取り除き、吐かせます。
注意
判断に困った場合、電話で相談ができます。無料の自動音声応対方式の回線で、毎日24時間、年中無休で受け付けています。
日本中毒情報センター「たばこ専用相談電話」 (TEL)06-875-5199
こんな時はすぐに病院へ
- タバコの浸かった水を飲んだ
- タバコを2センチ以上食べた
- すでに症状が出ている
タバコは2センチ以下であれば様子を見て良いとされていますが、しばらく様子を観察して、体調の変化や症状があるようならすぐに受診しましょう。その他赤ちゃんの誤飲で多いもので、電池や薬などがあります。いずれも赤ちゃんの目線になって、手の届かないところに片付けておきましょう。
こどもの救急の対応がわかるウェブサイト
赤ちゃんの事故で困った時は、こどもの救急も参考にしてみてください。赤ちゃんの気になる症状について、調べることができます。 誤飲については、食べたものによるそれぞれの対応や緊急性についてまとめてあります。
→ こどもの救急サイト(厚生労働省研究班/公益社団法人 日本小児科学会監修)
こども医療電話相談
夜間や休日(地域によっては24時間対応)で、赤ちゃんが紙を食べたり急な症状で対応に困った場合は、小児救急電話相談(#8000)があります。住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送され、医師や看護師からアドバイスを受けることができます。
紙を食べてしまう時期の赤ちゃんへのおすすめ絵本
INDESTRUCTIBLES®︎の英語絵本です!!娘がなんでも口に入れる月齢の頃、アメリカでこの本の存在を知り、感動したのを覚えています。
INDESTRUCTIBLES®︎のすごいところ
- Chew Proof、Rip Proof、Nontoxic、100%Washable
噛んでも、舐めても大丈夫、無毒無害で、洗えます!手で引き裂こうとしても破れません。(ハサミだと切れちゃいます。)濡れても大丈夫なので、よだれがついても拭くことができて清潔を保てます。
- 薄くて軽い
赤ちゃんにも持ちやすく、めくりやすいので手先の運動にもGOOD!軽くて持ち運びやすいので、ママのカバンにすっと忍ばせて、お出かけグッズとしても最適。
- 種類が豊富で英語のお勉強にもなる
簡単な英語で親子で気軽に楽しめます。動物、乗り物、食べ物、季節などいろんなテーマの本があります。 もちろん絵本や紙を食べても良いとする目的ではなく、あくまでも絵本を触りたい赤ちゃんが、一人遊びでも安心して楽しめる方法の一つとして、ぜひお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんと絵本を楽しむ工夫
赤ちゃんと絵本を楽しむコツは他にもあります。
手の届かないところに収納する
一人で本を扱うにはまだ早い時期には、手の届かないところに収納すると良いです。おもちゃ類とは分けて置くことで、遊ぶものとの区別をつけ、口に入れないように見てあげながら大人が一緒に読んであげましょう。その他の、雑誌や紙類も、赤ちゃんの目線で片付けておきましょう。
絵本の時間の合図を決める
「おはなしのじかんだよ」「はじまり」や、「おしまい」などと、始まりと終わりの声かけをしてあげて、絵本は読むもの、見るものということを繰り返し伝えてあげます。丁寧に関わってあげると、赤ちゃんは大人が思った以上にきちんと理解してくれます。
赤ちゃんが紙を食べた時のまとめ
赤ちゃんがなんでも口に入れてしまうのは成長段階の一つとは言え、ママにとっては大変な時期かもしれません。事故が起こらないことが望ましいですが、万が一の場合に備えて焦らないように、対処法を確認しておきましょう。丁寧な関わりとコミュニケーションを重ねることで、赤ちゃんは少しずつ理解していきます。月齢に合った絵本を選びながら、赤ちゃんが楽しめる環境を整えてあげたいですね。